お肌は本来、非常にデリケートなもの。
また人それぞれ全く違った性質を持っています。
ドクターズ・クリニックでは、皮膚科の先生による施術を行うことで、完全に医学的見地から見た安全性・信頼性をお約束できます。
花粉症はスギをはじめ、様々な植物が原因となって発症します。
花粉症の症状を軽減するうえで、原因となる植物の種類や、どこに生育して、いつごろ花粉が飛ぶかを知っておくことは、とても重要です。
このハンドブックでは、日本における花粉症の原因となる代表的な植物を紹介しています。
手元において、花粉症の治療や予防にお役立てください。
気候の温暖化などにより、開花時期に変動がみられることがあります。
ハンノキ
高さ20mにまで成長する落葉高木で荒地、森や湖などの湿地に好んで生える。窒素を取り込む力があるため、土壌を肥やすために植えられている。開花すると雄花の尾状花序※から大量の花粉が飛ぶ。
飯(ハン)になる稲を干す木として使用されたことより「ハンノキ」と名付けられた。
※花序(かじょ):花をつけた茎または枝のこと。
スギ
常緑針葉樹の高木で30〜50mにまで成長する。1つの花序から約40万個の花粉が飛ぶ。日本における花粉症の原因植物の代表的なものである。
スギの名は「幹が真直ぐに伸びる木」という「直木(スグキ)」または「進木(スギ)」に由来する。
ヒノキ
ヒノキはスギの花粉時期より約2週間〜1ヶ月開花時期がずれる。また、ヒノキ花粉にはスギ花粉と類似したアレルギーの原因物質があるため、スギ花粉症の患者さんではスギ花粉が飛ばなくなってもヒノキ花粉で症状が出たり、長びくことがよくある。
葉に脂が多く、摩擦により発火しやすいことから「火の木」、尊い木として太陽を表す「日の木」や「霊(ヒ)の木」が名前の起源といわれる。
シラカンバ
スギ花粉症のほとんどない北海道地域では、シラカンバ花粉症が多くみられる。シラカンバ花粉症では、同じ仲間の植物のバラ科のリンゴ、サクランボ、モモ、ナシなどを食べると口の中や舌、のどが腫れたりかゆくなったりすることがあるので、注意が必要である。
カンバは古名「カニハ」に由来し、樹皮が白いためにシラカンバと名付けられたとされる。
コナラ
クヌギ
若木でも多数の花序をつけて、たくさんの花粉を飛ばす。コナラやクヌギなどによる花粉症はコナラ属花粉症としてまとめられている。
クヌギは栗の葉に似ており、栗似木(クリニギ)がなまって「クヌギ」と名付けられた。
コナラのナラは「鳴る」が転じたもので、風が吹いて葉がよく鳴ることから、「小さな葉のナラの木」という意味で、コナラの名がついた。
スズメノテッポウ
スズメノカタビラ
いずれも広範囲に生育する雑草で、茎の先端に3〜6、7cmの花序をつける。
細い花穂をスズメの「鉄砲」や「単衣の着物」にたとえたことから、名付けられた。
カモガヤ
カモガヤは「オーチャードグラス」の名で、明治初期から牧草として日本に輸入された。高さ30〜120cmにまで成長する。
英名 cock’s foot grassを訳す際にcock(ニワトリ)とduck(カモ)を間違えて名付けられたらしい。
イネ科の植物の中では、アレルギーの発症率が高い。
イネ
イネは、古代から主食として広く栽培されている。開花は1品種につき約10日間で、複数の場合はさらに長くなる。
イネの語源は、九州・四国地方の「ウルシネ」のシネがイネになまったもの、または「飯根(イイネ)」に由来するなどの説がある。
カモガヤ、スズメノテッポウ、ススメノカタビラとは同じ仲間なので、イネ科花粉症として注意すべきである。
ブタクサ
北アメリカ原産の一年草で、明治初期ごろから日本に渡来した。
英名の「hogweed」「ragweed」の語源からブタクサの名前がつけられた。
9月初めのピーク時には花粉を大量に飛ばす。
カナムグラ
カナムグラは、一年性のつる性草本である。原野、道ばた、荒地に多く生育する。
カナムグラの「カナ」は「鉄」の意味で茎が鉄線のように強い、「ムグラ」とは「群がって生い茂る雑草」を意味する。
ヨモギ
多年草で、平野の空き地や道ばた、海岸などに生育する。ヨモギ花粉症になると、開花期以外の春や夏に他のキク科植物で発症することがある。
ヨモギの名は、よく燃える「善(よ)燃(も)草(ぎ)」、またはよく増える「四(よ)方(も)草(ぎ)」に由来する。
セイタカアキノキリンソウ
北アメリカ原産の帰化植物で、別名「セイタカアワダチソウ」ともいう。背が高く、花のつき方が泡のようなところから「セイタカアワダチソウ」の名がついた。
虫媒花であるため空中花粉は非常に少ないが、同じ仲間のヨモギによりアレルギーが発症した後、この花粉で症状がひどくなると考えられている。